信頼は勝ち取るもの

会社に必要だと思って採用した人材なのだから、その従業員の実力を信じようとする姿勢が、社会の変化に迅速に対応できる組織を作っている理由なのだと思います。


ヒエラルキーのない組織からアイディアは生まれる
http://courrier.jp/blog/?p=14538


確かにそれは理想的で、やる気あふれる環境だろう。
でもそれはスタートアップにはなかなか通用しにくい考え方であると思う。

その理由に、
  1. 採用経験の少なさ
  2. 採用の失敗経験
があると思う。


僕らのような名もない会社に、まず良い人材は入ってこない。仕事はできてもよっぽど癖のある人か、人は良くても仕事のできない人か。

従って、採用側からすれば、入ってくる人材が十分に信頼に値する人物かは、入ってからの仕事ぶりから判断する他ない。(そして得てして殺人的な忙しさで脱落する人もいる)


でもそれでいいのだ、と僕は思う。

そうやって信頼ゼロの段階からやって、自分で信頼を積み上げる方が性に合っている。
それは辛いけれど、お互いの理解を深めるためにも、必要不可欠なプロセスだと思う。

もちろん、信頼がゼロよりマイナスになって、そこに存在価値の何も見出せなくなることもある。
でも、僕の場合は、悲しいことに既にその経験があって、信じてもらえないことが何よりも辛いことだって知っているから、何が何でもそこへの努力は怠らない。

あのときは辞めた方が楽だったかもしれないけど、結果的にいろんな経験ができて、その一つひとつが実を結びはじめている気がする。

まだまだ全力でいくよ。
僕のやることを信じてくれる人がいる限り、全力でやってやる。(ちょっとくさいか...笑)